いつものシャンプーの仕方やドライヤーのかけ方を見直すだけで、抜け毛・白髪予防ができるとしたら…試してみたくなりませんか。
今回は、天皇陛下の元理髪師をしていた大場隆吉さんが教える抜け毛・白髪予防につながる”正しいシャンプー法とドライヤーの使い方”を紹介します。
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目次
抜け毛を防ぐ正しいシャンプー法とは!
抜け毛を防ぐには、まず、頭皮にべったりとくっついた余分な皮脂を落としてあげる必要があります。
![]() 【出典:OHBA】 |
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健やかな髪の毛を育てる土台となる頭皮をつくるために、正しいシャンプー法をマスターし べったり皮脂をキレイに落としてあげましょう。
今回紹介する頭皮ケアの達人大場隆吉さんは、「天皇陛下・皇太子様の御理髪掛」を10年にわたり担当し独自の頭皮ケアを考案した方で、60代後半の年齢にもかかわらず 髪はふさふさでボユームたっぷり。
日本で初めて頭皮ケアに着目した大場さんですが、大場さんいわく、「多くの人が正しいシャンプーの仕方を知らない」とのこと。
では、さっそく大場式シャンプー法を紹介していきます。
- 予洗いはしっかりと。
予洗いとはシャンプーをつける前のお湯洗いのことで、この予洗いで髪の汚れの7割は落ちるそうです。
ポイントは、シャワーヘッドを頭皮から5cmほどに近づけ時間をかけて汚れを落としていきます。予洗い時間は3分程度、お湯の温度は39℃前後が目安です。
温度が熱すぎると必要な皮脂まで落とし過ぎてしまうので注意しましょう。
- 正しいシャンプーの付け方
シャンプーを付ける際の正しいやり方は、シャンプーを両手に取ったら、髪の生え際から頭頂部にかけて指を滑らせるようにシャンプーをなじませます。
次に、髪の毛の中に指をすべらせ、髪を指ではさみ、髪の毛に空気を含ませながらシャンプーを泡立てます。
ポイントは、髪の毛を泡立てネットのようしてキメの細かい泡をつくること。キメ細かい泡を作れば、毛穴の余分な頭皮を落としやすくなります。
- 髪を洗うより、頭皮を洗う
シャンプーで洗うのは、髪の毛ではなく あくまで頭皮。
頭皮洗いのポイントは2つ。
まず、果物の桃を触れるくらいのやさしいタッチのイメージで洗うこと。
そして、指の腹を頭皮に密着させ、揉み込むように毛穴の汚れを押し出すのがポイントです。
ゴシゴシ洗いはせず、あくまで やさしいソフトタッチで頭皮を洗うよう心がけましょう。
すすぎは洗った時間の2倍が目安
あなたはシャンプーを落とすのにどれくらいの時間をかけてすすぎを行っていますか。
じつは、このすすぎ時間も頭皮ケアをおこなう上で とても重要なポイントとなるんです。
その理由は、すすぎが不十分だと、余分な皮脂が残ってしまうため。
大場さんのすすぎ時間は、洗った時間の2倍が目安。
ポイントは、泡を感じなくなってから1分以上はすすぐこと。
せっかく良い泡をつくって頭皮を洗っても すすぎが不十分だと頭皮ケアの効果は得られません。面倒でも十分なすすぎを心がけましょう。
正しい髪の乾かし方
髪を自然乾燥すると、頭皮や髪の毛に水分が残ったままの状態になり、頭皮は雑菌が繁殖しやすい環境になり、頭皮の炎症やかゆみの元になります。
抜け毛や白髪を予防するには、なるべく早く乾かしたほうが良く、自然乾燥より、ドライヤーを活用するのがベストです。
ドライヤーを使うときの注意点!
- 髪の毛とドライヤーとの距離は20cmがベスト!
一般的なドライヤーの温風は平均で100℃〜110℃。近すぎると、髪も頭皮もダメージを受けてしまいます。
頭皮から20cm以上離すことでドライヤーの温風は60℃〜70℃の適切な温度になるので、髪の毛を乾かすときは、20cm以上離して使うよう心がけましょう。 - ドライヤーは常に動かしながら使う
髪の毛や頭皮のダメージを抑えるには、一部だけに集中せず、ドライヤーをこまめに動かしながら髪を乾かすよう心がけてください。 - 温風だけでなく冷風も使う
髪の毛が8割ほど乾いたら、仕上げに冷風を使いましょう。
冷風を使うことで、髪の毛のツヤや手触りが良くなるそうです。
大場隆吉さんのスゴすぎる経歴
1951年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学商学部卒業の大場隆吉さん。
親子三代にわたり「天皇の理髪師」として、10年にわたり天皇陛下、皇太子様の御理髪掛(ごりはつがかり)を担当した大場さんは、日本でいちはやく頭皮ケアに注目した専門家の一人です。
また、大場さんは、頭皮に触れることのすばらしさと細胞ケアの魅力を研究し、国内では数少ないスカルプケア専門店を展開し、日々、多くの人々の悩みを解決。正しい情報を伝えたいとの思いから、2005年には日本スカルプケア協会を設立し、現在は「頭皮の専門家」として、講演活動や雑誌・テレビなどにも活躍の幅を広げているスゴ技の人なんです。
雑誌やテレビなどのメディアなどにも引っ張りだこの大場さんですが、60代とは思えないほど髪の毛はボリューム満点なんです。
【出典:OHBA】
大場さんは本も出版されていて、著書の「髪・肌・心に効く 3分間頭皮ケア」では、頭皮に触れて新陳代謝が活発になると、髪は「太くつややか」に、肌は「透明肌」に。血液の流れも活発になり、「冷えや睡眠不足の解消」にも効果的!
さらに、頭皮に触れることは顔を引き上げることになるので、「小顔効果」「たるみの解消」にもつながるなど、頭皮ケアの大切さを語っています。
OHBA式サロン(青山店・赤坂店)では、本格的な頭皮ケアが受けられます。くわしくはこちら
頭皮別シャンプーの見分け方
自分に合ったシャンプーとは?
毎日使う物だから、ここは妥協したくないところですよね。
ドラックストアやコンビニ、スーパーなどの店頭ではたくさんのシャンプーが売られているけど、どれが自分に合うのか正直解らずに買っている方も多いはず。
そこで、どんな基準でシャンプーを選べばよいのか大場さんの頭皮ケアの視点を参考に紹介していきます。
大場さんのおすすめは、髪の毛の発育の土壌である頭皮の状態で、
シャンプーを選ぶこと。髪の毛のダメージによって、シャンプー後のトリートメントやヘアパックで、髪の質感を変えたり、ダメージの補修をすることで、仕上がり感の満足も違ってくるようです。
シャンプーの選び方となるポイントは、ボトルの裏の成分に注目しながら、頭皮の状態で選ぶこと。
- 頭皮の皮脂が多く、すぐにベタベタしてしまう人
→ 酸性石鹸系やラウレス硫酸系の、皮脂を融解しやすいタイプがおすすめ
- 頭皮が乾燥しやすく、冬などに細かいフケがでやすい人
→ アミノ酸系 + 酸性石鹸系 などの複合タイプがおすすめ
- 頭皮が敏感になりやすい
→ 純度の高いアミノ酸系がおすすめ。たとえば、ココイルグルタミン酸・ペタインなど
酸性石鹸系シャンプー
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アミノ酸系シャンプー
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純度の高いアミノ酸系シャンプー
99%天然由来成分配合、アミノ酸系シャンプー。
19種類のアミノ酸成分をはじめ、3種の花エキス、5種のエモリエントオイル、ハチミツ、ヒアルロン酸などを配合。天然成分を贅沢に配合し美髪へ。
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ちょぴり気になるシャンプー
ハリ・コシ、白髪、ベタつきが気になる! 頭皮に活力と栄養を!アミノ酸で髪を守る、MONOVOブラックシャンプー 。 |
頭皮や髪にやさしいドライヤー
頭皮ケア専門家の大場さんによると、ドライヤーの適切な温風温度は60℃〜70℃。
一般的なドライヤーであれば20cm以上離せばいいのですが、実際にその距離を保ちながらとなると案外疲れるもの。
そこで、髪や頭皮にやさしいドライヤーを探してみました。
ヒートケア60低温ドライヤー
低温なのに速乾!60℃のヒートケア温度で髪をケア。 60℃は、トリートメントを浸透させるのに理想の温度のようで、トリートメントした後にこのドライヤーで乾かせば、トリートメントの浸透をサポートするそうです。 この「ヒートケア60低温ドライヤー
本体の重さ:580g |
TESCOM(テスコム) コラーゲンを浴びて、髪もお肌もうるうるに! コラーゲンは、肌のハリや弾力をつくる大切な役割を持つ、髪や肌と同じたんぱく質のひとつ。 テスコムのプラチナ コラーゲンイオン ヘアードライヤー 本体の重さ:640g |
ヤーマン【スカルプドライヤー】 ![]() 特許取得済。日本初の頭皮に着目したドライヤー。 低温&育成遠赤=艶髪。髪と頭皮をエイジングケアしてくれるヤーマン【スカルプドライヤー】は、アートネイチャーのサロンでも採用! 自宅で簡単頭皮ケアを可能にしたヤーマン【スカルプドライヤー】 は、育成遠赤外線と美容音波振動機能で、 モニター100%が「頭皮がじんわり温まった」と実感するほど。 育毛剤の浸透率1.5倍、頭皮の油分53.2%ダウン 、頭皮温度7.8度向上 、頭皮弾力110%改善という結果も。 しかし、気になるのは重さ。重すぎるドライヤーは疲れちゃいますからね。調べてみると本体の重さは630g(ロゼは650g)と上記2つのドライヤと比較しても同程度の重さでした。 |
髪と頭皮のケアでは、ドライヤーも欠かせないもののひとつ。抜け毛や白髪、ベタつき、ニオイなどに きちんと向き合うなら、ドライヤー選びも意識したほうが良さそうですね。
大場式シャンプー法を試した感想
夜 シャンプーしても、朝になると頭皮がかゆくなっていたエリッソ。じつは365日朝シャンが欠かせないタイプだったのですが…。
大場式シャンプー法を試してみたらびっくり!
夜のシャンプー時点で頭皮がすっきりしているのを実感。さらに、恒例の朝のかゆみや いやーな頭皮臭もなし。シャンプーのし過ぎは頭皮や髪に必要な大切な栄養分まで失われる要因になるため良くないというのを耳にしていただけに、1日2回のシャンプーに正直頭を悩ませていました。
しかし、大場式シャンプー法に出会ったことで、今ではすっかり夜のシャンプーだけで 頭皮のかゆみやニオイが気にならなくなったのです。
はじめはこんなにやさしく洗って頭皮の汚れが取れるのだろうか?と半信半疑でしたが、今では大場式にすっかりはまってます。
抜け毛や白髪予防だけでなく、頭皮のかゆみやニオイを気にしている人にも大場式シャンプー方はおすすめです。
ということで、効果を実感したエリッソは家族にもすすめてみました。
両親の反応は?
加齢臭が気になりはじめた父もまた 頭皮のいやーなニオイが気になっていたようです。大場式を試してもらうと、はじめは面倒くさいなーと言っていたのに、頭皮臭が気にならなくなったのをきっかけに、今ではすっかり大場式シャンプー法に魅せられ毎日実施しています。
次に母。
「しっかり洗ったはずなのにシャンプー後も頭皮がかゆい」と言っていた母、大場式の洗い方に変えてから「シャンプー後の頭皮のかゆみがなくなり、抜け毛も減ってきた。ウソみたい。これまでやってたゴシゴシ洗いが逆にかゆみや抜け毛の原因になってたんだね」と大場式にすっかりはまり、お風呂タイムがこれまで以上に長くなって…。
(この感想は、あくまでエリッソ個人とその家族の感想です。)
まとめ
薄毛や白髪の悩みは、いまや、20代、30代の若い世代でも人ごとではありませんよね。
健やかな髪を育てるためには、いつものシャンプーやドライヤーを見直すだけでも、抜け毛や白髪予防にへとつながります。
頭皮ケアの達人大場隆吉さんのシャンプー法を実践すると、硬くなった頭皮がグニュグニュ動き柔らかくなるようで、この柔らかさが頭皮を健やかに保つうえで必要なのだとか。
正しく、上手に洗えているかどうかを確かめる目安として、頭皮の弾力をチェックすることも覚えておくと良いでしょう。