「プシュー」とスプレーするだけで、水をひじいてくれたり、カビを取ってくれたり、虫をよけてくれたり、日焼けを防いでくれたりと色んな種類のスプレーがありますが、便利な反面、危険も潜んでいるって知っていましたか。

日常的に使っているこのスプレー、じつはここ数年、トラブルが増えているんです。

そこで、スプレーによるトラブルや意外な落とし穴、また、対処法についての情報をお届けします。

知っておくとタメになる、身になる、2〜3分ほどで読める内容になっているので、ぜひ最後まで目を通してみてください。






防水スプレーによるトラブルと対策方法

靴やカバン、レインコートなどに使用する機会の多い「防水スプレー」ですが、トラブルによる相談件数が5年前6倍に増えているそうです。

日本中毒情報センターに寄せられた事例によると、「防水スプレー」を吸い込んでしまったという内容が多いようです。

吸い込むと有害であることが記されているだけに、不安に思う方も多いのだと思います。

では、トラブルの事例を見てみましょう。

トラブルの事例

事例①
玄関でブーツの手入れのために皮革用の防水スプレーを1本使用。1時間たってから、息苦しさが出現した(40代女性)

事例②
屋外で防水スプレーを2〜3分ほど使用。風上にいたが吸い込んでしまった(30代女性)

事例③
玄関で窓を開けながら防水スプレーを使用。スプレーした際に風が吹き込み、使用した母とそばにいた子どもが数秒間吸い込んでしまった(1歳・成人女性)

防水スプレーの製造・販売をしている「トーエー」によると、トラブルのあった患者さんを通し、医師から「どのような成分が入っているのか」という問い合わせが増えているとのこと。

これは、防水スプレーを吸い込んで病院に行く人が増えているという証でもあります。

メーカー側では、商品に表示している注意書きを読んでいただく、プラス購入される際に「換気をして使用してください」と店頭で伝えていただくようにしていますとのことですが、店頭で伝えることは義務づけられていないため、事故にならないためには、自身での注意が必要と言えそうです。

原因と対処法

ごとう内科クリニックの後藤先生によると

🔴息苦しさを感じる原因は、防水スプレーに含まれている化学物質によるもので、過敏な方が大量に吸うことで、ぜんそくのような息苦しさを感じる症状が出る。

🔴はっ水性の樹脂が肺に付着し、酸素がうまく取り込めなくなるということもありえる。

🔴意図的に除去することはできず、自然排出を待つのみしかない。

🔴病院では酸素を吸入させるなど、呼吸困難の状態を解消する手段を行う。

(参考元:情報・報道番組ちちんぷいぷい/ごとう内科クリニック

防水スプレーによる中毒事故を防ぐには

⚪️使用前に製品表示、特に使用方法や使用上の注意をよく読むこと
⚪️必ず屋外で使用し、屋内や車内では絶対に使用しないこと
⚪️使用する際は、必ずマスクを着用し、風下にならないよう注意すること
⚪️一度に大量に使用しないこと
⚪️ 周囲に人がいないことを確認してから使用すること

【参考元:公益社団法人日本中毒情報センター

防水スプレーによる事故を防ぐには、まず、使用前使用方法使用上の注意よく読むこと

また、防水スプレーには、吸い込むと有害・必ず屋外で使用と記されているほか、応急処置の仕方や使用上の注意、保管および破棄方法なども書かれているので、何となくわかるから大丈夫と決めつけないでしっかり読むようにしましょう。

虫よけ、日焼け止めスプレーの正しい使い方

腕や足などの肌が出ているところにスプレーをすることの多い虫よけスプレーや日焼け止めスプレー、この2つは体にふりかけることの多いスプレーですが、、はどうしていますか?

虫よけスプレー

・直接かけている。
・肌とスプレーの距離を遠めに離してかけている。

という人は、持っているスプレーの「使用上の注意」を一度確認してみてください。

理由は、「使用上の注意」を見てみると…、顔・首筋には手のひらにスプレーしてお肌にぬってください、というように、顔への直接噴射による使用を注意している商品があるから。

虫よけスプレーも日焼け止めスプレーも、肌すべてにプシューっとスプレーできるとは限らないので、しっかりと「使用上の注意」を読んでから使うようにしましょう。

また、スプレーするときは、広い範囲に噴射されるので、周りに人がいないか確認した上で使用しましょう。自分だけでなく周りにも影響を及ぼすおそれがあるため注意して扱ってください。

まとめ

知っているようで知らなかった。
間違った使い方をしていた。

という方も少なくないはず…。

スプレータイプは便利な反面、注意を怠ると事故につながるおそれもあるので、これでいいやという解釈や思い込みによる先入観は捨て、「使用上の注意」をしっかりと読むことをおすすめします。