健康意識の高い国アメリカでは一般消費者向け遺伝子検査サービスが2018年からブームを迎えており、2019年以降もその人気は継続中!

肌が乾きやすい。
太りやすい。
骨がもろい。
ガンのリスク。

など、今の自分のカラダへの理解を深めれば、ひいては個人の生活の質を高めるきっかけにもなると注目を集めているのだとか。

やっぱりアメリカって先を行ってるよね。

と思いきや、じつは、アメリカに劣らず、日本にもさまざまな一般消費者向け遺伝子検査サービスがあり注目を集めているようです。

自宅で簡単におこなえることもあり日本でも広がりを見せている、この一般消費者向け遺伝子検査サービスですが、じつは、危ない現実も…。

そこで、日本でおこなわれている「遺伝子検査ビジネス」を探ってみました。


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米国では遺伝子検査ブームが到来!

マサチューセッツ工科大学が所有するメディア企業(Technology Review, Inc.)が出版している科学技術誌「MITテクノロジーレビュー」の調査推定によると、消費者直販型の遺伝子検査を受けた人の数が2600万人を突破。

2019年初めまでに、2600万人を超える消費者が自身の遺伝子情報を(消費者直販型)登録しており、このペースが続けば、24カ月以内に1億人以上になる可能性があると報じています。

なんとも凄まじい人気ぶりですね。

【参考元:(株)角川アスキー総合研究所

※MITテクノロジーレビューの日本版運営は(株)角川アスキー総合研究所がおこなっています。

遺伝子診断とは

遺伝子診断とは、遺伝子を検査することで、本人の病気やその発症リスク、薬の効き具合を診断したり、胎児を含めた親子鑑定を行ったりすることで、遺伝子検査 =DNA検査とも呼ばれています。

【参考元:滋賀県立総合病院研究所

遺伝子検査で何がわかるの?

遺伝子検査とは、遺伝子を構成するDNAのアルファベット 塩基(化学物質)の順序を調べる検査で、たとえば太りやすさなどの生まれながらに持っている体質を調べる遺伝子検査と、ガンや白血病、糖尿病など、生まれた後に生じたDNAの変化を調べる遺伝子検査に分類されます。

遺伝子

遺伝子はあなたの父親の遺伝子の1/2と母親の遺伝子の1/2をもとに作られていて、父親、母親に授けられた自分のからだの設計図である遺伝子は、基本的に生まれてから死ぬまで変わらないと言われています。

遺伝子に含まれる遺伝情報を読み取り、解析することで個人の体質や疾患リスクの情報を提供する遺伝子検査では、血液だけでなく、唾液などからDNAを抽出することが可能なことから、気軽に受けられる消費者直販型を利用する人が増えています。

【参考元:慶応義塾大学医学部Genequest

遺伝子検査サービスの落とし穴

将来の病気のなりやすさ(疾病リスク)や太りやすさ・肌質などの体質、潜在能力などを判定できるとあって人気を集めている「遺伝子検査ビジネス(一般消費者向け)」ですが、じつは、検査結果の根拠も曖昧個人情報の取扱いも曖昧と内容に疑問が生じている事業所が存在しています。

こうした現状をふまえ、厚生労働省研究班は2017年末に会見を開いて規制の必要性を訴えています。

ここでは、よりよい遺伝子検査サービスを見つけるためにも、デメリットとなる落とし穴について紹介していきます。

遺伝子検査サービスのデメリット

ここ数年で一気に広がりを見せている遺伝子検査ですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

もっとも重大なデメリットは、子孫にも影響する極めて高いレベルの重要な個人情報を検査会社に渡してしまう」という点です。

では、遺伝子の情報がどれくらい重要かというと。

遺伝子は、顔や住所、指紋よりもはるかに高いレベルで個人を特定する事が可能なもの、顔や住所はいざとなったら変えられますが遺伝子は絶対に変えられないという点です。

そして検査会社からデータが漏れる危険性は忘れてはいけません。検査会社は営利企業ですから、将来的に経営が悪化した場合など、データを守るセキュリティのコストを下げる、利益のためにデータを売るなどし漏洩(ろうえい) してしまう危険性もありますね。

情報漏洩で何が起こるの?

もし漏洩してしまうと、「3つの差別」を受ける可能性があると推測されています。

1、生命保険
「その人が長生きするかどうか」という情報が含まれていることで、生命保険の加入で差別を受ける可能性がある。

大手生保の明治安田生命保険では、人の遺伝子の情報を保険サービスに活用する検討に入っています。【出典:毎日新聞2016年4月2日 東京朝刊

日本では現在、保険会社が遺伝情報をもとに生命保険の加入を拒否したり、保険料率を変えることを規制する法律はなく、政府で検討されているようですが、米国ではGINA(Genetic Information Nondiscrimination Act)とよばれる「遺伝情報差別禁止法」が連邦法としてすでに2008年に成立しています。

2、雇用
人を雇おうとする時に、早く病気になって辞めてしまいそうな人は雇いたくないもの。遺伝子の情報次第では雇用も差別を受ける可能性もあります。

3、婚姻
雇用と同じで、「なるべくなら健康な人と結婚したい」と思う人は多いもの。病気にかかりやすいような遺伝子検査の結果があったとしたら…、結婚はしづらくなる可能性も。

また、検査結果の根拠となる質を明確にしていない業者が存在していること。

がんの患者が自分のがんに効く薬を探すための検査といったものは医療機関で医療として行われている遺伝子検査とは異なる、一般消費者向け遺伝子サービスでは、子供の才能を調べる検査や親子鑑定など、IT企業などを中心とする民間事業者が提供し、医療機関が介在しない遺伝子検査が多いこと。

こうした民間事業者による検査では、日本人に多い病気や遺伝的特質などが考慮されていない検査も多く、質もバラバラで、検査結果もどこまで科学的か不明なものも多いのだとか。

デメリットを回避する方法としては、
・個人情報の取扱いにずさんな業者は選ばない!
・科学的根拠に基づいていない業者は選ばない!

業者が手に入れる個人の遺伝子情報は、子孫にも影響する極めて高いレベルの個人情報だけに、手に入れた遺伝情報がどのように使われるか、廃業した場合にどうなるかなど、取り扱いには不安も大きいことから一般消費者向け遺伝子サービスを利用する際は、業者選びを慎重におこなう必要がありそうですね。

【参考元:集中出版株式会社、厚生労働省( 1 )2 )、Yahooニュース

遺伝子検査サービスのメリット

遺伝子検査サービスのメリットは、自分の体質や将来の疾病リスクを知ることで生活の質の向上につながる可能性がある点です。

また、お医者さんに行かなくても、インターネットやお店で購入し気軽に受けられる点もメリットといえそうです。

信頼できる検査先が少ないってホント?!

厚労省の16年度補助金を受けた研究班が、遺伝子検査の現状を調べるため、16年11月〜17年1月にインターネットで遺伝子検査を行っていることを表明していた697社を調査したところ、「現在サービスを提供している」とした業者は73社。

その73社をさらに分析したところ、経済産業省の個人遺伝情報保護ガイドライン(指針)を遵守していたのは56%の41社と6割に満たなかったようです。

指針では、事前に説明し同意を得るインフォームド・コンセント(IC)の実施、科学的根拠の明示、遺伝カウンセリングの体制整備などを定めています。

何度調べても正しい結果が得られるよう日本臨床検査標準協議会などが指針を定めているのですが、3割の事業者は「委託先などがどの指針に従ったか分からない」と回答。

また、科学的根拠についても「複数の論文誌に発表された日本人の遺伝子解析・解釈結果」としたのは28社にとどまるなど、質の確保に課題があることが明らかになりました。

厳格な基準や管理のもと検査をおこなっている、いわば信頼できる業者の方が少ないとは、なんとも残念な結果ですね。

【参考元:集中出版株式会社

信頼できる検査先の見つけ方

細胞を採取して、DNAの情報を読み取り、病気のかかりやすさや体質などに関する遺伝子の情報を知ることができる遺伝子検査ですが、信頼出来る検査先を見極めるには、まず、NPO法人個人遺伝情報取扱協議会の認定(CPIGI認定)を得ている事業者であるかをチェック。

そして、次のような項目に全てチェックが入るような事業者を選ぶことが好ましいようです。

遺伝子検査をやってみようと思ったら、ホームページやパンフレットできちんと確認しましょう。

遺伝子

◎親子鑑定・血縁鑑定のための遺伝子検査の場合

□ 直接面談して事前説明が行われ、同意を確認の上で検査を進めることになっている

□ 検査結果は本人以外にも影響を及ぼすので慎重に判断するようにと勧めている

□ 検査実施には、検査の結果の影響が直接及ぶ人の同意書も必要としている

□ 検査のための試料(血液、毛髪、爪など)は自分で採るのではなく、事業者又は代理人が採取することになっている

□ 事業を進めるに当たって準拠しているガイドラインの名前を明示している

□ 経済産業省の個人遺伝情報保護ガイドラインに従っている旨の記載がある

□ 遺伝子の検査をする場所又は機関名が明示されている

□ 検査の前後でカウンセリングなど相談に乗る仕組みがある

【引用:NPO法人個人遺伝情報取扱協議会

◎体質検査など親子鑑定・血縁鑑定以外の遺伝子検査の場合

□ 検査の結果得られる判定は医師の診断ではないことを明記している

□ 遺伝子検査の結果から体質などに関する判定をするための科学的根拠(論文や自社の研究結果) をしっかり持っていることを説明している

□ 遺伝子のどこを調べるのか説明している

□ 検査の結果からの判定は同じ遺伝子の特徴を持っている人たちの間での一般的傾向であること を示している

□ ホームページやパンフレットで行われる説明の資料と同意書を見ることが出来る

□ 事前に書面による詳細な説明があり、同意を確認した後に検査を進める

□ 検査の結果に従う有償の商品の販売、有償の生活指導などの二次的サービス提供の有無をはっき り示している

□ 有償の二次的サービスが不要の場合は拒否できる仕組みになっている

□ 有償の二次的サービスの科学的根拠が明記してある

□ 事業を進めるに当たって準拠しているガイドラインの名前を明示している

□ 経済産業省の個人遺伝情報保護ガイドラインに従っている旨の記載がある

□ 遺伝子の検査をする場所又は機関名が明示されている

□ 検査の前後でカウンセリングなど相談に乗る仕組みがある

【引用:NPO法人個人遺伝情報取扱協議会

おすすめの遺伝子検査事業所

体質検査、肥満検査、禿(はげ)の検査、アルコール代謝の検査、 病気のかかりやすさ、病気にかかるリスク、 運動能力、音楽の才能、画の才能 、親子鑑定、血液鑑定など、さまざまな検査サービスがあるなかで、信頼の目安となるCPIGI認定を受けている事業所を3つほど紹介します。

ジェネシスヘルスケア株式会社

世界最多360項目を解析できる遺伝子検査をおこなっています。

<サービス名>
GeneLife(ジーンライフ)

<認定番号>
201606080(02)

<事業分野>
体質検査

<判定内容>
・疾患リスク
・体質関連
・肥満遺伝子
・肌老化関連
・メタボ関連
・祖先のルーツ
など

<採取方法>
検査用の採取具で口腔内細胞を採取

<解析結果日数>
約1ケ月後

<費用>
3,980円〜29,800円(税込)
*検査タイプにより異なる。

<大手通販取扱い有無>
Amazon(取扱いあり)
楽天市場(取扱いあり)
Yahoo!(取扱いあり)

株式会社DeNAライフサイエンス

<サービス名>
遺伝子検査・マイコード(MYCODE)

神奈川県が優れた未病関連の商品・ サービスを認定する「ME-BYO BRAND」にも認定されています。

<認定番号>
201606096(02)

<事業分野>
体質検査

<検査項目例>
がん:胃がん、乳がん、前立腺がん、慢性骨髄性白血病 など38項目
その他の病気:花粉症、骨粗しょう症 など93項目
体質:肌のくすみ、飲酒傾向 など130項目

<採取方法>
唾液を採取

<解析結果日数>
約1ケ月後

<費用>
14,800円〜33,800円(税別)
*検査タイプにより異なる。

詳しくは公式サイト【MYCODE】をチェック!

<大手通販取扱い有無>
Amazon(取扱いあり)
楽天市場(取扱いあり)
Yahoo!(取扱いあり)

まとめ

遺伝子検査サービスを利用するかどうかの最終的な判断は自分自身に委ねられているだけに、遺伝子検査やサービス利用を検討する際には、チェックリストを活用し、適正なサービスを提供する業者を選んでくださいね。


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