「馬の聖地」として知られる滋賀県近江八幡市の賀茂神社のそばに「日本の馬 御猟野乃杜(みかりののもり)牧場」が2018年5月、オープンしました。

御猟野乃杜(みかりののもり)牧場では、日本古来の馬と触れあったり、乗馬体験を楽しめるだけでなく、日本伝統の 流鏑馬(やぶさめ)体験 もできます。

小学生以上であれば体験可能なので、家族でのおでかけにもおすすめです。

流鏑馬(やぶさめ)とは

流鏑馬

流鏑馬(鏑流馬、やぶさめ)とは、
疾走する馬上から的に鏑矢(かぶらや)を射る、日本の伝統的な騎射の技術・稽古・儀式のこと。

馬を馳(は)せながら矢を射ることから、「矢馳せ馬(やばせうま)」と呼ばれ、時代が経つとともに「やぶさめ」と呼ばれるようになったといわれています。

*鏑矢(かぶらや)とは、矢の先端付近の鏃(やじり)に取り付けられた矢のこと。

牧場主は乗馬のスペシャリスト

天智天皇が日本で初めて馬の国営牧場を開いたとされる近江八幡市加茂町。

ここに牧場を開いた、磯部育実代表(33)は、平安時代に宮中でおこなわれていたという「競(くら)べ馬」を再現した「馬上武芸奉納まつり」にもかかわってきた人物です。

どんな牧場?

御猟野乃杜(みかりののもり)牧場は、日本の馬と馬文化を伝える活動を行いたいという気持ちの方が集まってできた牧場です。

そして、
日本人こそ、日本の馬と日本の馬具、騎乗法の存在を知ってほしいという思いが詰まった牧場でもあるのです。

日本の馬とは・・・馬の豆知識

せっかくなので、日本の馬=日本在来馬(にほんざいらいば)のことを少し学んでみませんか。

知るときっと誰かに話したくなりますよ。

日本在来馬(にほんざいらいば)は、日本の国土と歴史の中で独自に生み出されてきた馬の品種のこと。
木曽馬(きそうま)や北海道和種(ほっかいどうわしゅ)などをはじめ8種が知られていますが、いずれの馬も
数が少ないため、種の存続に力を注いでいます。

 1

北海道・北海道和種(ほっかいどうわしゅ)道産子

北海道の文化遺産
やや小型で強健・やさしい馬。乗ることを中心に、さまざまな、仕事をこなします。

平成28年現在:1106頭

 北海道道産子出典:みんなの乗馬

 

 2

長野県木曽地域・木曽馬(きそうま)

県の天然記念物
日本在来種の中では中型、体幅が広く胴長短足。性格はおとなしく人懐っこい馬が多いようです。

平成28年現在:150頭

 木曽馬出典:木曽馬の里
 3

愛媛県今治市・野間馬(のまうま)

市の指定文化財 
おとなしい性格で賢いので、ホースセラピーや小学校のクラブ活動などに使われることも。

平成28年現在:53頭

 野間馬出典:みんなの乗馬
 4

長崎県対馬市・対州馬(たいしゅうば)

おとなしい性格で、昔は運搬用の馬として活躍しました。

平成28年現在:39頭

 対州馬たいしゅうば出典:日本馬事協会
 5

宮崎県・御崎馬(みさきうま)

国の天然記念物
農耕馬として飼育されていた他の日本在来馬と比較すると脚が細いのが特徴

平成28年現在:102頭

 御崎馬出典:みんなの乗馬
 6

鹿児島県・トカラ馬

日本在来馬の中でも小柄。暑さに強く、チョコチョコ歩きのトカラ馬は、現在 乗用馬としては使われていません。

平成28年現在:123頭

 トカラ馬出典:みんなの乗馬
 7

沖縄県宮古島・宮古馬(みやこうま)

県の天然記念物
性格はおとなしく人によくなつき扱いやすい。沖縄の伝統的競技であった琉球競馬に使われていたり、琉球王朝の王様の公用馬としても活躍していました。

平成28年現在:46頭

 宮古馬出典:みんなの乗馬

 8

沖縄県与那国島・与那国馬(よなぐにうま)

町の天然記念物
性格はおとなしく人なつっこい。宮古馬と同様、沖縄の伝統的な競技である琉球競馬として使われていました。

平成28年現在:130頭

 与那国馬出典:みんなの乗馬

*馬の頭数は、公益社団法人 日本馬事協会 調べ

コースと料金

◉ 事前予約が必要 ◉

流鏑馬や乗馬の対象者年齢は以下のとおりです。

高校生以上であれば、乗馬の経験がなくても
流鏑馬(やぶさめ)やお散歩(※コース準備中)など、
いろいろな乗馬を体験できるコースに参加いただけます。
また、お子さまが乗っていただけるコースとして、
引き馬や、「やぶさめたいけん」などをご用意しました。

出典:御猟野乃杜(みかりののもり)牧場

ビジター料金

・各コース料金には、ヘルメットや弓、矢などの各種道具類の貸出し料金を含む
・引き馬以外のコースは、別途保険料が必要。
以下から選択
一日限りの保険:500円
一年単位の保険:2,000円程度(希望内容によって異なる)
・流鏑馬スクーリングなど一日かけて体験するコースに参加の方は、近江八幡駅まで送迎対応が可能。事前相談必要。

🔵流鏑馬体験:やぶさめたいけん(1時間程度)

小中学生:3,000円 
大人(高校生以上) :5,000円  

小学生以上から参加できるコースです。
引き馬で馬の背中から弓を引き的を射る、簡単な流鏑馬(やぶさめ)を体験していただけます。
(小学生のお子様が参加する場合は、必ず保護者の方の同伴をお願いします。※保護者の方の騎乗有無は問いません)

出典:御猟野乃杜(みかりののもり)牧場

🔵引き馬(馬場内1周) 500円~   

引き馬での乗馬体験。
馬が小柄なため、親子での二人乗りは不可。

🔵賀茂神社 和式乗馬練習会:15,000円 
(月2回指定日実施・一日)

2018年6月の実施日は、
6月10日(日)
6月24日(日)
です。

高校生以上を対象に、賀茂神社境内内走路馬場を終日貸し切り、流鏑馬(やぶさめ)をはじめとした和式乗馬レッスンを実施します。
馬や弓の経験の有無に関係なく、初めての方でも参加可能です。
一日の受付け上限人数は15名です。
開始8:00~終了18:00頃

出典:御猟野乃杜(みかりののもり)牧場

🔵流鏑馬スクーリング:15,000円 

高校生以上を対象に、初めての方でも馬のコントロールと弓の実射を体験できる少人数レッスンを一日かけて実施します。
乗馬が初めての方以外は、和鞍(日本の鞍)使用となります。
一日の受付け上限人数は5名です。
開始10:00~終了16:00頃

出典:御猟野乃杜(みかりののもり)牧場

🔵馬上武芸体験:15,000円

流鏑馬スクーリングを1回以上経験している方を対象に、太刀(たち)や薙刀(なぎなた)を使った馬上武芸体験を実施します。
一日の受付け上限人数は5名です。

出典:御猟野乃杜(みかりののもり)牧場

🔵現在準備中 馬と撮影会:料金目安1時間あたり6,000円~

馬装や内容により1時間6,000円~10,000円程度の料金目安となります。
衣装等を持参いただく場合は別途ご相談ください。
原則、カメラおよびカメラマンはお客様側で用意していただきます。

出典:御猟野乃杜(みかりののもり)牧場

🔵現在準備中 賀茂神社境内お散歩(約40分):4,000円~ 

会員制料金

☆賀茂神社 葵 子ども流鏑馬塾あおい こどもやぶさめじゅく)入会金:4万円 騎乗料1回ごと:2,500円
小中学生を対象に、流鏑馬のチームを発足いたしました。
日頃の成果を披露する、「子ども流鏑馬奉納」への参加を目標に馬や弓のレッスンを行います。
保護者の方と、お子様本人の意思確認ののち、別途規約に同意いただいての入塾となります。

☆ふれあい会員(一年更新) 入会金:4万円 騎乗料1回ごと:2,500円程度
1時間程度を目安に、馬との基本的なコミュニケーションのとりかたからゆっくり学びます。
最終的には、すすめ・とまれ・まがれの指示をだしてお馬さんに一人で乗れるようになることを目標に、週一回程度のペースでレッスンを行っていきます。

☆個人会員:江州御猟野和式馬術探求会 
・本格的に和式馬術を始めたい、という方向け。
一回以上、通常の流鏑馬スクーリング等の練習会参加の上で、別途会員規則に同意いただき、ご入会となります。
※入会については、下記の新着情報をご覧ください。

※準備中☆企業協賛会員 入会金:5万円以上より任意
日本在来馬の活用を支援をしていただく、社会貢献としての協賛会員の募集です。
ご希望があれば、金額に合わせて社員さま向け乗馬教室やイベント開催などを提案をさせていただきます。
馬たちの活躍の場を増やす在来馬普及活動に企業単位で直接貢献いただけるだけでなく、
社内レクリエーション、福利厚生の一環として活用いただけるかと思います。

※準備中☆氏子流鏑馬振興会員 
地域や神社単位での、伝統的な流鏑馬行事復興、継続を支援するための会員制度です。
別途会員規則に同意いただきまして、ご入会となります。

出典:御猟野乃杜(みかりののもり)牧場

(新着情報)
☆個人会員:江州御猟野和式馬術探求会
について
入会金:1万円 
騎乗代:1回7,000円
会員の方は、イベントのお手伝いおよび牧場のお掃除なども行います(可能な限り)。
練習は、個人の都合に合わせて行うことができます。例えば、「今月は2回行けるけど 来月は行けそうにないな」というようなスタイルでも大丈夫です。

予約申込方法

予約は、電話もしくはメールになります。

電話番号:0748−43−0410
*小人数運営のため、つながりにくい可能性あり。その際は時間をおいてかけ直してみてください。

メール: mikarinobokujo@gmail.com
*メールは返信が遅れる場合あり。急ぎの方は電話での予約がおすすめです。

メール予約をスムーズにする方法

メールで騎乗予約をする際は、以下のメール用テンプレート①〜⑩をコピーし必要事項記入の上、問い合わると予約がスムーズになります。

<メール用テンプレート>
①お名前(フルネーム・フリガナ):
②性別:
③年齢:
④お住まい地域:
⑤乗馬経験:→(乗馬クラブで○○鞍程度など)
⑥騎射経験:→ありorなし
⑦会場まで交通手段:   
(※近江八幡駅までの送迎の必要:ありorなし)
⑧乗馬対応傷害保険加入有無:ありorなし
⑨道具類所有状況
⑩連絡先(※練習会当日に連絡つくも

交通アクセス

滋賀県の近江八幡市にある御猟野乃杜(みかりののもり)牧場は、近江八幡・賀茂神社のそばに位置します。

〒523-0058
滋賀県近江八幡市加茂町1780番地
加茂町1775番地 西村養鶏場内 )

🔵電車の場合:最寄り駅→東海道本線 近江八幡駅 

🔵車利用の場合:名神高速道路 竜王インターから約15分
滋賀県近江八幡市加茂町1775番地 西村養鶏場内 
※カーナビ検索される際は、こちらの養鶏場の住所の方が確実のようです!

乗馬をはじめる前に!読んでおきたい本

乗馬をはじめる前に、ちょっぴり学習して馬のこと 乗馬のことを学んでおきましょう。

DVD付 はじめよう! 乗馬―DVDで学ぶ・乗馬の教科書 (よくわかるDVD+BOOK)

乗馬をはじめたいとお思いの方必見の最新版・馬の教科書。全身運動ができるスポーツ乗馬は、幅広い年代の方が楽しめます。唯一生き物と一緒に行動するスポーツである「乗馬」を、付属DVDの映像とともにわかりやすく解説します。馬の背に揺られながらリラックス&アンチエイジング!

乗馬はじめました。: 乗馬クラブの選び方・通い方からライセンスの取り方までがよくわかる

著者の実体験をもとに、乗馬の基礎知識から、乗馬クラブの選び方、通い方、楽しみ方、グッズ、ライセンスの取り方、乗馬体験ツアーの案内などを体験談形式で紹介していく体験談形式の入門書。

まとめ

日本の馬は、どれもおとなしい性格のようですね。

流鏑馬(やぶさめ)のような伝統的な乗馬が体験できるなんて、とっても貴重ですよね。

興味のある方は ぜひ 流鏑馬にチャレンジしてみては。