風に乗ってやってくる「PM2.5と黄砂」、それに日本で飛び回っている「花粉」が加わると、まさにトリプルパンチ!
この厄介者からカラダを守ってくれるマスクですが、正しく有効に活用できていますか?
今回は、厄介な侵入者対策として多くの人が装着するマスクの有効なつけ方と正しい選び方を紹介していきます。
厄介者「PM2.5と黄砂」とは何者なのか?
PM2.5の正体とは
PM2.5とは、大気中に浮遊している2.5マイクロメートル以下の粒子状物質(髪の毛の太さの1/30程度)のこと。
昔は日本国内でも発生していましたが、最近では中国の工場・車の排気ガスや家庭の暖房が原因で風に乗って日本に流れてくると言われています。
遠く離れた中国のPM2.5がなぜ日本にやってくるのか?
それは、気象条件が関係しており、南の方に移動する高気圧(移動性高気圧)がやってくる春の時期は中国からまともに西風に乗ってPM2.5が日本に流れ込みます。
健康被害をも引き起こすといわれているPM2.5だけに、流れてきて欲しくないのですが、気象が絡むとあってはどうにも出来ませんからね。
黄砂の正体とは
黄砂とは、中国のゴビ砂漠や黄土高原のとても細かい砂のこと。
この細かい「黄砂」が風に乗って日本に飛んできます。
こちらも気象条件が関係しており、中国の奥地の方では低気圧が発生し砂嵐が起こり砂ぼこりが巻き上げられ、それが移動性高気圧に乗って日本にやってきます。
花粉症とは!
花粉症とは、花粉症は体内に入った花粉に対して人間の身体が起こす異物反応です。
花粉症の場合、花粉を排除しようとして、くしゃみや鼻水、涙という症状がでますが、これらの症状が強く出過ぎると生活の質が低下してしまいます。
また、シラカンバ花粉症など、スギ・ヒノキ以外の花粉症では花粉によって皮膚が荒れる、咳や喘息が起きる、リンゴなどバラ科の果物を食べると口の中が腫れたり、かゆくなったりすることがあります。
【参考元:環境省】
花粉+PM2.5+黄砂のトリプルパンチ時期は?
冬の気象であるシベリア高気圧が弱まり移動性高気圧がやってくると、PM2.5に黄砂、花粉とトリプルパンチ時期に入ります。
今年の場合だと、2月下旬から4月上旬にかけてがその時期のようです。
【参考元:おはよう朝日土曜日です】
心配な健康被害は?
ザ・北浜タワー耳鼻咽喉科皮膚科クリニック久保伸夫理事長によると、
花粉は
化学物質や黄砂に触れることで
さらに砕かれてより小さな粒子になる
⬇️
すると、
気管支や肺のほうまで入り込み
ぜんそくのようなアレルギー反応が
起こるケースもある
とのこと。
【参考元:おはよう朝日】
対策方法
健康被害を引き起こす前に知っておきたい対策のひとつが、インナーマスクという方法です。
このインナーマスクは環境省のHPでも花粉症対策として紹介されており、マスクの内側にガーセとコットンをはさむだけのとてもシンプルなもの。
しかも、有効性が報告されているから試す価値あり!
インナーマスクの作成方法 材料:市販のガーゼと化粧用のコットン <方法> |
簡単に作ることが出来きるので、ぜひ試してみては!
【資料・参考元:環境省】
インナーマスクの花粉除去率
マスクのみではなく、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
環境省のデータによると、市販のどんなタイプのマスクでも99%以上の花粉除去率です。
【出典:環境省】
正しいマスクの選び方
花粉や黄砂、PM2.5を出来るだけ体内に入れ込まないためには、マスクの選び方にも注意が必要です。
マスクをつけると吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を軽くすることができると環境省では公表しています。
性能の良いマスクだと95%以上の花粉をカットできるものがありますが、大事なことは顔にフィットするものを選ぶこと。
横に隙間ができるとそこから花粉が入ってくるので、マスクは顔にフィットし、息がしやすく、衛生面からは使い捨てのものが推奨されています。
【参考元:環境省】
おすすめのマスクはコレ
せっかくマスクを着用しても顔との密着率が悪ければ隙間から花粉やPM2.5、黄砂などが入り込んでしまいます。
マスク選びの際はサイズを含め、密着率の良いものを選択枠のひとつに加えてください。
「PITTA MASK」新ポリウレタン素材で軽くて丈夫なメガネっ子の強い味方! ここがポイント 【出典:ARAX】 男性用、女性用、子供用あり。 |
「エコワン インフルライフセーバープレミアム」高性能で高密着率! ここがポイント 男性用、女性用、子供用あり。 |
敏感肌ならコレがおすすめ!
「一般的なマスクを付けると何だかムズムズする。」
「密着率よりとにかく肌にやさしいマスクが欲しい」
という方におすすめなのが、オーガニックコットンの使い捨てマスクです。
プラスでインナーマスクを行い、花粉などの侵入率を下げてくださいね。
「ナチュラルムーン オーガニックコットンマスク」 肌へのやさしさにとことんこだわった使い捨てオーガニックコットンマスク! ここがポイント サイズはふつうサイズのみ。 |
まとめ
花粉やPM2.5、黄砂のような異物を体内に入れ込まないためには、正しいマスクの着用を!
まずは、顔にフィットするマスクを見つけ、インナーマスクの方法を取り入れてみてはいかがでしょう。